自律神経調整を
鍼灸治療に取り入れています
ひだまりレディース鍼灸院
院長 上田美恵 です
【効果のあるツボシリーズ】
毎日「うだるような暑さ」
という表現がぴったりの日々ですね
私は相当の汗っかきで
よく驚かれるのですが、
どのくらいかというと
一つに束ねた髪からポタポタと雫が滴り落ちて
通勤電車の床に地図ができるほどです
途中で席が空いて座ったときに
自分が今まで立っていた場所を見て
愕然としました
雫の痕が50滴ほどもあったでしょうか・・・
(思わず数えました)
それほどの汗っかきは
更年期になって始まった訳ではなく
子どもの頃からなのです
高校生の頃、夏になると
毎朝、プールから上がったばかりなのかと
思うようなびしょ濡れの髪で授業を受けていました
これは、明らかに遺伝です
なぜなら、私の母は私が物心ついたころから
75歳になる現在までも
ずっと私と同じように髪の毛がびちゃびちゃになるほど
夏には汗をかいているからです
さてこの潔い(?)汗のかきっぷりで
昔、汗をかかない人に羨ましがられたことがあります
「羨ましいです。汗をかくと気持ちいいんですよね!」
と言われました
とんでもないです!めちゃめちゃ気持ち悪いですわ
私は汗をかかない人を羨ましいと思っていましたが、
汗をかかないというか、かけない人も
同じく暑さに辟易してることが解りました
でもやはり汗をかき過ぎるのはツライもので
鍼灸院に来る患者さんの中には
「汗が出過ぎて困るので何とかできないしょうか?」
とおっしゃる方がいらっしゃいます
汗は身体の熱を下げてくれる大切な機能なので
暑い時には出てくれる方が健康的なのですが
なんとか汗を最小限にする方法はないものでしょうか
汗腺は交感神経のみに支配されています
ふつう自分でどうすることもできない内臓の働きなどは
交感神経と副交感神経(あわせて自律神経系といいます)の
両方に支配されているものなのですが
汗に関しては例外です
交感神経と副交感神経は上手に
バランスをとりながら、どちらかが優位になって
生体の恒常性(ホメオスタシス)を維持しています
このバランスが崩れたりシーソーがうまくいかないと
自律神経失調症になるのですね
「汗腺は交感神経のみに支配されている」
といいました
ということは交感神経をなんとか鎮めて
副交感神経優位にもっていけば汗も減少するのでしょうか
不思議なことに
ふつう交感神経の伝達物質は「ノルアドレナリン」であるのに
汗腺に関しては副交感神経の伝達物質と同一の「アセチルコリン」なのです
これは一体なにを意味するのか・・・
とにかく
本人の意思ではどうすることもできないから
自律神経と呼ぶのですよね・・・
日頃からのケアで上手に自律神経調整ができたとしても
急に汗をなんとかしろというのは難しいですね
さて、ここでツボの出番です!
と言いたいところなのですが
自分で色々試してみても
ツボを押すだけでは
私の大量発汗はどうにもなりませんでした
一番よい方法は「保冷剤をツボに当てる」
というものでした
汗が滝のように出ることを
東洋医学では「盗汗(とうかん)」といいます
これを「肺陰虚(はいいんきょ)」の内熱からくるものと考えて
親指の付け根下のぷっくりした部分「魚際(ぎょさい)」
その下の手首のシワの部分「太淵(たいえん)」
というツボに当ててみました
(保冷剤は大きいので、ツボの説明もざっくりです(汗)・・・)
これは、ツボの効果なのか
はたまた冷やされて汗をかく必要が無くなっただけなのか
立証は難しいのですが、汗が引きます
(ここは橈骨動脈の拍動部ですから動脈血が冷やされて
体温も下がるというのもありですね)
その後はやはり首筋に保冷剤を当てたくなるのが人情ですね
そしてこっそり脇の下にも当ててみましょう
もちろん首筋にも脇の下にもツボはありますし
どちらにも動脈がありますから
東洋医学的な機序は不明(?)でもそれで完璧です
汗をかき過ぎて気持ち悪いと感じる方のみ
汗を抑える方法、試してみてくださいね
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